系統用蓄電所ビジネスの収益はどこから生まれるか?

再生可能エネルギー

 系統用蓄電所ビジネスにおいて、投資家は専門のアグリゲーターに運用を委託し、電力の価格差を利用した売買や、電力網の安定化に寄与する需給調整市場、将来の供給力を提供する容量市場という3つのルートで利益を得ます。

3つの収益

 系統用蓄電池ビジネスにおいて、利益を生み出すための**「3つの市場」は以下の通りです。これらの市場での運用は、国から許認可を得た「アグリゲーター」**と呼ばれる専門事業者に委託して行われます。

  1. JEPX(卸電力取引市場) 昼間は太陽光発電などで電気が余って価格が非常に安くなるため電気を買い、逆に夜間は電気の消費が増えて価格が高騰するため電気を売るという、昼夜の価格差を利用して売買益を出す市場です。
  2. 需給調整市場(主に1次調整力市場) 電力網のバランスを保つための市場です。天候不良などで再生可能エネルギーが予定通り発電できなかった際に、蓄電池から緊急用の電気を補填し、発電量と消費量を一致させる「同時同量の法則」を守ります。国策としても重要な役割を担っており、系統用蓄電池ビジネスの中核となる主な収益源です。
  3. 容量市場 4年後の電気の供給キャパシティ(容量)を提供できることに対して報酬が支払われる市場です。実際に報酬を受け取れるのは4年後からになりますが、安定して報酬を得られる仕組みになっています。

図解:3つの収益構造

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